ホーム > 旅に役立つ情報 > オオカミ(Wolf)に出逢える厳選スポット
20世紀初頭、当時家畜を襲うオオカミは害獣とみなされていました。
国を挙げて駆除され続けてきたオオカミは1920年代、ついにイエローストーンから姿を消しました。
しかしその後、自然保護や野生動物の研究が進み、天敵が生態系に果たす役割が見直され、オオカミ再導入プロジェクトが始まりました。そして1995年、ついにイエローストーンにオオカミが戻ってきました。
最初14頭で始まったオオカミは順調に増え続け、現在はイエローストーンの生態系の中に250頭以上が生息するまでになっています。
オオカミ再導入以来、世界で最もオオカミを観察しやすくなったイエローストーンには、研究者をはじめ野生のオオカミを見たい人々が世界中から訪れています。
また世界一熱水現象が集中している地域でもあり、地熱学、地質学、細菌学などの研究も行われています。
種目 | ネコ目(食肉目)イヌ科イヌ属に属する哺乳動物 |
体長・体重 | 140cm〜200cm、30kg〜40kg |
食べ物 | 動物の肉 |
オオカミ(Wolf)はイヌ科の哺乳動物で大きなハスキー犬にそっくりな風貌をしています。オスはメスより10%ほど大きく、全長のうち尻尾の長さが約1/4を占めています。
アメリカ本土では、家畜を襲う悪者として扱われ、絶滅してしまいました。
北米ではアラスカとカナダ、北極圏に生息しています。
オオカミの中でも最も大きな個体は北西部、最も小さい個体は北極圏の島に生息していたことが判明しています。
オオカミの社会では、常に群れで行動することで、大人のオス、メスを筆頭に年齢別に子供たちが続き、上下関係がはっきりしていると言われています。
イエローストーン国立公園では、カナダで捕獲した野生のオオカミを公園内に放ち、増えすぎたシカ(エルク)の頭数調整に成功しています。
カナダ、アラスカ、北極圏に生息しています。