ホーム > 旅に役立つ情報 > イッカククジラ(Narwhal)に出逢える厳選スポット
ポンドインレットは、バフィン島北部にある小さなイヌイットのコミュニティ(居住地)です。
ポンドインレットには、珍しいイッカククジラが回遊してくることで有名です。他にも極北の王者ホッキョクグマ、アザラシ、野鳥など様々な野生動物の天国と言える場所でしょう。
オタワからポンドインレットまでは、イヌイットが運営している極北最大の航空会社「ファーストエアー」が就航しています。オタワからヌナブト準州の州都イカルイトまでは約3時間ほどです。そこで小さなプロペラ機に乗り換えフィヨルドで有名なクライドリバーを経由してポンドインレットへ到着します。
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種目 | クジラ目の哺乳類の一種 | |
最大体長 | オス:4.7m | メス:4.2m |
最大体重 | オス:1,600kg | メス:1,000kg |
平均寿命 | 25〜50年 |
伝説上の生き物である「ユニコーン」に一番近い形状の角を持つクジラです。
オスしかこの角は持たないのですが、これは歯が伸びたものです。
ねじれたように伸び続ける角は約2.7m近くまでになり、角だけで重さが10kg近くにもなります。
北極海周辺のみに生息するこのクジラは、白と黒のまだら模様の体をしている。
氷の結氷と共に移動しながら暮らしており、氷が解け始める春になるとその割れ目に沿ってフィヨルドに移動します。
夏の間はフィヨルド付近で暮らし、また氷が張り始める秋になると水深が深く、氷が張っていない海域へと移動します。時として数百という群れを作ることもあるが、通常は20頭前後の同姓で群れは形成されます。
オス同士がメスを巡り争っているのは、オスの頭にある傷や折れた角がしばしば見られることからも明らかになっています。
しかし、角を相手に突き刺すような致命傷を与える攻撃は確認されたことがありません。海面に角を突き出したオス同士が角を交差させている様子も目撃されているが、それ以上の争いはしないようです。
生息地域は北極海沿岸です。
ヌナブト準州・バフィン島周辺で5月末〜6月中旬に海にはる氷の合間を縫って移動する様子をみることができます。