カナダヌナプト準州について

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ヌナプト準州

手付かずの大自然が色濃く残るカナダで最も新しい準州

イヌイットガイド
イヌイットガイド
▲イヌイットガイド

※シーズン 6月上旬      ポンドインレット
         8月上旬から9月 サマーセットアイランド
        8月上旬から9月 北極圏クルーズ

「カナダヌナプト準州について」
ヌナブト準州は1999年4月1日に誕生したカナダで最も新しい準州である。その面積は旧ノースウエスト準州の中央及び東部(バフィン島)の諸島により構成され、北緯63度の州都イカルイトを中心にカナダ全土の5分の1を占める広大な面積である。これはカナダ東部のニューファンドランド&ラブラドール州、プリンス・エドワード・アイランド州、ノバスコシア州、ニューブランズウィック州、ケベック州を合わせた面積よりも広い。
ヌナブトとは、イヌクティトゥト語(イヌイットの言語)で「我々の土地」を意味する。住民のほとんどがイヌイットであり、数千年に渡り彼らの先祖の故郷であったこの地で独自の文化を育んできた。ヌナブト準州誕生で彼らの手にその広大な土地がゆだねられ、先住民による自治が始まったが、自治政府が統治する準州設立の思想は、1970年代にイヌイットの指導者らによって明確に掲げられた。新準州誕生は彼らの長年の夢であり、それがようやく叶ったといえる。ヌナブト準州にはカナダ最大の広さを誇るバフィン島があり、1615年に沿海を探検したイギリス人航海家ウィリアム・バフィンにちなんで名づけられた。
多くの氷河を抱いてそびえ立つ山々は標高2,100mを超え、海岸線には深いフィヨルドが刻まれている。島の約3分の2は北極圏内にあり日照時間の長い夏には、ツンドラ地帯にも無数のかわいらしい花が色鮮やかに咲き競う。
バフィン島周辺は手付かずの大自然が残り、セイウチ、北極グマ、北極クジラ、イッカク、ベルーガといった動物が生息している。
バフィン島北部のポンドインレットでは初夏になるとイッカクや北極グマを見るための氷上キャンプツアーや、盛夏には同島中部のイグルーリックでセイウチや北極クジラなどを見るボートツアーなどが行われている。
ここバフィン島の州都、イカルイトへはカナダの首都オタワから定期便にて約3時間で行く事が出来る。
また、イカルイトからポンドインレットはクライドリバー経由で約3時間半、イグルーリックへはイカルイトより2時間でファーストエアーが運行している。

犬ぞり
▲凍った海の上を犬ぞりで疾走

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イヌイット自治区MAP

野生動物観察のベースキャンプ
▲野生動物観察のベースキャンプ
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