鮮やかな民族衣装をまとった先住民の人々、神秘的な古代遺跡、アマゾンの秘境など南米の全ての魅力が詰まっている国がペルーです。
南米大陸の太平洋側に位置するペルーには、有名なマチュピチュ遺跡、世界遺産都市・クスコ、ナスカの地上絵など11もの世界遺産があります。
ペルーの国土は3つの地形に分けることができます。
砂漠が広がる沿岸部のコスタ、アンデス山脈が連なる高地のシエラ、アマゾン川流域のセルバ。気候の違いから様々な文化が生まれました。
先住民のインディヘナとスペインの植民地時代の歴史、文化の融合は各都市で異なっており、大変魅力的なものとなっています。
ペルーには、アンデス山脈の恩恵を受け、たくさんの動物たちが生息している地域があり、バードウォッチング、ジャングルクルーズ、トレッキングなど、自然を感じるアクティビティが豊富にあります。太平洋側では、新鮮な魚介類を使った海鮮料理を味わうことが出来ます。
首都・リマの近くにはホルヘ・チャベス国際空港があります。
日本からの直行便はありません。デルタ航空の場合、ロサンゼルス、アトランタ、ニューヨークなどを経由、ユナイテッド航空の場合、ヒューストン、ニューヨークなどを経由、アメリカン航空の場合、マイアミ、ダラス経由でなどで行くことが出来ます。
クスコ空港、チチカカ湖のフリアカ空港、アマゾンのイキトス空港、カハマルカへはホルヘ・チャベス国際空港から国内線が離発着しています。
その他、チリ、アルゼンチン、エクアドル、コロンビア、ブラジルなど南米の各主要都市へのフライトも充実しています。
マチュピチュは、1911年アメリカの歴史学者ハイラム・ビンガムにより発見された、インカ時代の建築様式などが手付かずで残っている貴重な遺跡です。
マチュピチュとはケチュア語で「老いた峰」という意味があり、その隣にあるワイナピチュ山は「若い峰」という意味があります。
遺跡は「聖なる谷」と呼ばれるウルバンバの渓谷の山間標高2,400mにあります。空中からしかその全容は確認できず、スペイン人征服時代にも発見される事なく、インカ全盛期よりその美しい姿を保ちながら、ひっそりと400年間の歴史を刻んできました。
発見から100年以上に経っていますが、人々を魅了してやまない圧倒的な美しさ、神秘的な世界が広がっています。
マチュピチュ遺跡は、遺跡の環境破壊がひどく、1日2,500人という入場規制を行っています。また、マチュピチュ遺跡の北隣にそびえ立つ山「ワイナピチュ山」へも、二部構成(第一部:7:00、第二部:10:00)に分かれての1日当たり400人の入場規制があります。
ツアーでは予約が必要ありませんが、個人でいく場合はどちらも前もっての予約が必要となります。
※写真をクリックすると、拡大写真を表示します。
マチュピチュへ遺跡へ向かいには、インカ帝国の首都であったクスコを通ります。クスコへはリマから国内線(所要:約80分)で行くことが出来ます。
クスコから、ポロイ駅(所要:約20分)もしくはオリャンタイタンボ駅(所要:約2時間)までバスで移動し、そこから列車に乗り換えます。遺跡の麓のマチュピチュ駅で下車します。
マチュピチュ駅(村)は遺跡への玄関口で、村のメインストリートにあるバス停からマチュピチュ遺跡までシャトルバス(所要:約25分)が出ています。
マチュピチュに行く観光客全員がこのシャトルバスを利用するため、早朝〜午前中にかけては、バス停に長蛇の列が出来ています。
※写真をクリックすると、拡大写真を表示します。
16世紀、スペイン人に征服されるまで、インカ帝国の首都であったクスコは、ケチュア語で「ヘソ」という意味です。
スペイン人は、征服の際クスコや周辺にあるインカの建造物を破壊し尽くしました。しかし、カミソリ一枚通さない精巧な石組みの礎石は残し、その上にスペインのコロニアル様式の建造物を建てました。
その、インカとコロニアルの融合が、スペイン本土にはない、独特な雰囲気に包まれた新しいクスコの街を作っています。
※写真をクリックすると、拡大写真を表示します。
ペルーの最大の首都リマは、チャラと呼ばれる海岸砂漠地帯に位置し、一年中ほとんど雨が降ることはありません。
世界文化遺産に登録されている旧市街のセントロ、おしゃれな若者達に人気の新市街のミラフローレス地区があります。高級ホテル・ブティックが集まり地元の富裕層や旅行者でにぎわうサン・イシドロ地区が観光の中心となっています。
特に、旧市街セントロの中心部、アルマス広場には、スペインの征服者フランシスコ・ピサロが礎石を据えたカテドラル、植民地時代に財力を注ぎ込んで建築された政庁、市庁舎、教会や修道院など数百年の歴史を誇る建物が残されてます。
ナスカ文化は、紀元前後〜西暦800年頃に、海岸地帯のナスカ市周辺に栄えた文化によって描かれたものです。この地域では、ほとんど雨が降らず、乾燥した台地であったため、現在でも残されています。
これらの地上絵は、平原を覆っている黒い石や砂をどけ、その下の白い地面を露出させることにより描かれています。地上絵は、三角、四角、サル、クモ、ハチドリ、クモ、木、コンドル、オウム、手、宇宙飛行士などがあり、大きさは10m〜300mにも及びます。
上空からでしか確認できないこの地上絵は、未だ何のために作られたのか解明されていません。
※写真をクリックすると、拡大写真を表示します。
ペルー南部とボリビア西部にまたがる、世界で最も高い所にある淡水湖です。
インカ帝国の創始者 マンコ・カパックが降臨したという伝説がある場所です。
ボリビアとの国境に位置するこの湖は、ウロス島、タキーレ島、太陽の島、月の島など、先住民の文化が色濃く残っています。
※写真をクリックすると、拡大写真を表示します。
ペルー南部とボリビア西部にまたがる、世界で最も高い所にある淡水湖です。
インカ帝国の創始者 マンコ・カパックが降臨したという伝説がある場所です。
ボリビアとの国境に位置するこの湖は、ウロス島、タキーレ島、太陽の島、月の島など、先住民の文化が色濃く残っています。
マヌー国立公園はマチュピチュの近くにある国立公園です。アマゾン川の源流の一つ「マヌー川」流域に広がる低地から、標高4,000mをこえる草原地域にまで広がっています。そのため、多くの動物、植物を見ることが出来る自然遺産となっています。
この国立公園内(四国とほぼ同じ広さ)には、約800種の鳥類、1,500種の植物、そして100種の哺乳類が生息しています。
なかでも解毒作用を持つアルカリ性の土壌を食べる「コンゴウインコ」、飛ぶのが下手な「コシジロラッパチョウ」などが有名です。
※写真をクリックすると、拡大写真を表示します。
ペルー南部に位置するアレキパは、シウダーブランカ(白い街)と呼ばれている人口約90万人、リマに次ぐペルー第2の都市です。
その名前の由来は、多くの建物が近郊で採れる白い火山岩で建てられ、町全体が白を基調に統一されていることにあります。
標高は約2,300m、町からはミスティ山、チャチャニ山が望める風光明媚な街で2000年には世界文化遺産に登録されました。
町の中心部にはアルマス広場があります。アレキバを訪れた際には必ず行っておきたいおすすめ場所は、1579年に創立された壮麗な修道院 サンタ・カタリナ修道院と、アンデス山中で発見された500年前の少女のミイラが眠るアンデス聖地博物館です。
他にも、アルキバ近郊の「チバイ」には温泉が湧き出しています。グランドキャニオンよりも深い渓谷と言われていて、コンドルも見られるという「カニョン・デル・コルカ(コルカ渓谷)」は、絶景スポットになっているので、訪れてみるのもいいでしょう。
※写真をクリックすると、拡大写真を表示します。
ペルー北部にあるカハマルカは、標高2,750m、人口約15万人が住む街です。
ペルーにはアンデス山脈の恵みから、各地に温泉が湧き出て、この街にも温泉が沸いています。
インカ帝国最後の皇帝アタワルパが愛用していたとされる、インカの温泉(Banos del Inca)があります。
皇帝アタワルパは、スペインの征服者フランシスコ・ピサロに捕らえられ、アルマス広場近くのクアルトデレスカテに幽閉されました。
幽閉された部屋を金、銀で満たすことと引き換えに身柄解放が約束されたましたが、ピサロに裏切られ処刑されるという悲しい末路をたどりました。
壁に四角い穴があき、墓として使用されたという不思議な丘「ベンタニジャス・デ・オトゥスコ」、石の森「クンベ・マヨ」と「クントゥル・ワシ遺跡」なども観光スポットになっています。
※写真をクリックすると、拡大写真を表示します。
白を基調にしたコロニアルスタイルのお部屋があるクスコの高級ホテルです。レストランも併設しています。
※写真をクリックすると、拡大写真を表示します。
マチュピチュのふもとにある自然豊かなホテルです。各部屋がコテージになっています。
※写真をクリックすると、拡大写真を表示します。
川沿いにあるティエラ・ビバ・マチュ・ピチュは、素晴らしい景色を臨むことができる立地にあります。館内全域で、無料Wi-Fi回線を利用できます。
※写真をクリックすると、拡大写真を表示します。
マチュピチュの中心部に位置するスタイリッシュなエル・マピ・ホテル。客室は、モダン、シンプルで清潔感があふれています。
※写真をクリックすると、拡大写真を表示します。
ペルーではご飯や魚介類も日常的に食べられていて、日本人にも親しみやすい味付けです。
・代表的な食事
アンティクーチョ:牛のハツをソースに漬け込み、串にさして網焼きにしたものです。ジャガイモと一緒に食べます。
ロコト・レジャーノ:ロコトというピーマンのような唐辛子にひき肉、ゆで卵などをつめて焼いた料理です。
チュペ・デ・カマロネス:チュペとは濃厚なスープのことを指します。エビをトマトスープで煮込んだものです。
アロス・コン・マリスコス:アロスはお米のことです。チャーハンのようなもので、庶民的なお店にはたいていあります。
ソパ・ア・ラ・クリオージャ:中に鶏肉、じゃがいも、そうめんのような細いパスタが入っている具沢山のミルクベースのスープです。
アルパカ・ア・ラ・プランチャ:アルパカ肉を焼いたもので、クスコなどの山岳地帯で食べられています。お肉は比較的柔らかく、クセも強くありません。
チチャモラーダ:紫色のトウモロコシのジュースです。インカ時代から飲まれたとされ、ペルーの代表的ジュースです。
※写真をクリックすると、拡大写真を表示します。
現在、ペルー(Peru)へのツアーはお取り扱いしておりません。
個人の手配旅行、家族旅行などの少人数規模のツアーであればをご要望を基にお作りいたしますので、お気軽にご相談ください。
正式国名 | ペルー共和国 Republica del Peru | ||
---|---|---|---|
国旗 | 紋章の左側にいる動物は、世界で一番細く最も稀少価値の高い繊維を生み出すビクーニャ、右側には白地にキナの木、下には赤地に山羊の角からこぼれている金貨が描かれており、ペルーの豊かな自然と資源を表しています。 | ||
人口 | 約3,115万人(2015年 世界銀行) | ||
面積 | 128万5216km2(日本の約3.5倍) | ||
首都 | リマ Lima | ||
言語 | スペイン語 | ||
通貨 | ヌエボ・ソル |
ペルー共和国は南米大陸のほぼ中西部に位置する南半球にあるため、季節は日本と反対です。夏期は11月〜4月です。
各都市の気温・降水量 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
リマ | |||||||||||||
最高気温(℃) | 25 | 26 | 26 | 24 | 21 | 19 | 18 | 18 | 18 | 19 | 21 | 23 | |
最低気温(℃) | 19 | 19 | 19 | 17 | 16 | 15 | 15 | 14 | 14 | 15 | 16 | 17 | |
降水量(mm) | 0.9 | 0.3 | 5 | 0 | 0 | 0.3 | 0.3 | 0.3 | 5 | 0.2 | 0 | 0 | |
クスコ | |||||||||||||
最高気温(℃) | 27.8 | 27 | 26 | 26 | 28 | 25 | 25 | 25 | 27 | 28 | 27 | 30 | |
最低気温(℃) | 1.1 | 2 | 1.7 | -3.9 | -4 | -5 | -8 | -5 | -1 | -1 | -1 | 0 | |
降水量(mm) | 145 | 133 | 107 | 43 | 8 | 1.5 | 4 | 8.6 | 21.8 | 39 | 71 | 122 | |
マチュピチュ | |||||||||||||
最高気温(℃) | 21 | 21 | 21 | 21 | 20 | 20 | 20 | 20 | 20 | 20 | 20 | 21 | |
最低気温(℃) | 10 | 11 | 11 | 10 | 9 | 8 | 8 | 8 | 9 | 9 | 9 | 10 | |
降水量(mm) | 42.8 | 36.4 | 29.8 | 12.1 | 24 | 5 | 11 | 21 | 54 | 11.9 | 21.8 | 31.7 | |
プーノ | 最高気温(℃) | 17 | 17 | 17 | 17 | 18 | 16 | 16 | 17 | 18 | 18 | 18 | 18 |
最低気温(℃) | 4 | 4 | 4 | 2 | -3 | -6 | -6 | -4 | -1 | 2 | 3 | 4 | |
降水量(mm) | 87.1 | 69.2 | 59.3 | 25.5 | 4.4 | 2.1 | 1.4 | 7.5 | 10.3 | 24 | 26.6 | 42.4 | |
アレキパ | |||||||||||||
最高気温(℃) | 26 | 26 | 26 | 28 | 29 | 27 | 29 | 27 | 27 | 27 | 27 | 28 | |
最低気温(℃) | 1.9 | 1 | 1 | 1 | -3 | -2 | -4 | 1 | 1 | 0.2 | 1 | 4 | |
降水量(mm) | 28 | 35 | 21 | 0.7 | 0.2 | 0 | 0 | 1.8 | 1.4 | 0.2 | 1.1 | 4.3 | |
カハマルカ | |||||||||||||
最高気温(℃) | 21 | 21 | 21 | 20 | 21 | 21 | 21 | 22 | 22 | 22 | 22 | 22 | |
最低気温(℃) | 7 | 7 | 7 | 7 | 5 | 3 | 3 | 3 | 5 | 7 | 6 | 6 | |
降水量(mm) | 140 | 60 | 140 | 130 | 40 | 10 | 0 | 0 | 10 | 40 | 60 | 40 | |
プカルパ | |||||||||||||
最高気温(℃) | 30 | 30 | 30 | 30 | 30 | 30 | 30 | 31 | 31 | 31 | 30 | 30 | |
最低気温(℃) | 22 | 22 | 22 | 22 | 21 | 20 | 20 | 20 | 21 | 21 | 22 | 22 | |
降水量(mm) | 140 | 160 | 190 | 160 | 100 | 60 | 50 | 50 | 90 | 160 | 180 | 180 | |
東京 | 最高気温(℃) | 9.6 | 10.4 | 13.6 | 19.0 | 22.9 | 25.5 | 29.2 | 30.8 | 26.9 | 21.5 | 16.3 | 11.9 |
最低気温(℃) | 0.9 | 1.7 | 4.4 | 9.4 | 14.0 | 18.0 | 21.8 | 23.0 | 19.7 | 14.2 | 8.3 | 3.5 | |
降水量(mm) | 52.3 | 56.1 | 117.5 | 124.5 | 137.8 | 167.7 | 153.5 | 168.2 | 209.9 | 197.8 | 92.5 | 51.0 |
最大183日までの滞在ならビザは不要です。
入国時に観光ビザが付与される仕組みで、日数は入国審査の職員によります。1週間以上のビザが必要であれば口頭で申請をしなければいけません。
パスポート残存有効期間は帰国時まであれば問題ありません。
ペルーの通貨はヌエボ・ソルと言います。ソルの下にセンティモがあります。US$も普通に使うことができます。
電圧は220ボルト(V)、周波数は60ヘルツ(Hz)です。
プラグは平2つ穴のAタイプ、丸2穴のCタイプが主流です。
日本の電化製品を使う場合は変圧器とプラグアダプターが必要です。
ペルーではチップの習慣があります。
レストラン:レストランのランクにもよりますが、サービス料が含まれている場合でも多少のチップを置いていくのが普通です。チップの目安は総額5〜10%です。
ペルーから日本へ掛ける場合
例:(03)1234-5678へかける場合
国際電話識別番号 | + | 日本の国番号 | + | 市外局番の0を取った番号 | + | 相手先の電話番号 |
---|---|---|---|---|---|---|
00 | 81 | 3 | 1234-5678 |
日本からペルーへ掛ける場合
例:ペルー(02)1234-5678へかける場合
国際電話識別番号 | + | 国際電話識別番号 | + | ペルーの国番号 | + | 市外局番の0を取った番号 | + | 相手先の電話番号 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
KDDI(001)※1 NTTコミュニケーションズ(0033)※1 ソフトバンクテレコム(0061)※1 |
010 ※2 | 51 | 2 | 1234-5678 |
※1「マイライン」の国際区分に登録している場合は不要です。
※2 auの場合、010は不要です。
郵便事情は比較的よく、日本への郵便物は1週間もあれば到着します。
日本まではがき、封書ともに20gまでS/.11です。