パナマといえばパナマ運河が有名で、2014年で開通100周年を迎えました。運河だけでなく、パナマ・シティの古いコロニアル街やカリブ海沿岸に残る古い砦はかつての繁栄を物語っており、どちらも世界文化遺産に登録されています。
首都パナマ・シティ近くには、ナマケモノ、サルなどの野生動物、鳥類が多く生息するソベラニア国立公園、世界で最も美しい鳥との呼び声も高い、ケツァール（カザリキヌバネドリ）が生息し、世界遺産にも指定されているコイバ国立公園など自然に囲まれた国といえるでしょう。パール諸島では、ホエールウォッチングを楽しむことも出来ます。
また、「ゲイシャ」というコーヒーが有名で、パナマのコーヒー品評会「ベスト・オブ・パナマ」でも優秀な成績を残しています。
パナマの玄関口は首都・パナマシティです。パナマ運河からすぐの国際都市とも言います。
日本からの直行便はありません。トクメン国際空港には、デルタ航空の場合、ニューヨークもしくはアトランタ経由、ユナイテッド航空の場合ニューヨーク、ヒューストン、サンフランシスコ経由、アメリカン航空の場合マイアミ、ロサンゼルス経由などで行くことが出来ます。
1914年に開通したパナマ運河は長さ80kmで標高差が26mあるため、3つの開閉式水門で水位を調整し船を通しています。
通常、パナマシティに一番近い、ミラフローレス水門で船が通過する様子を見学することが可能です。
もし、船のエレベーターに興味があるなら、ボートで運河を実際に通るツアーがあるので、参加してみてはいかがでしょうか。5時間コース、8時間コースがありますので、料金含め詳細はお問い合わせをお願いします。
また、1850年から建設が始まったパナマ運河鉄道（Panama Canal Railway）があります。パナマ運河に沿って、パナマシティとコロン市を結ぶ南北80kmを走っています。現在は、旅客と貨物運搬に使われていますが、建設当初はアメリカ合衆国との確実な連絡手段が目的として開通されました。
※写真をクリックすると、拡大写真を表示します。
ボケテはパナマ最高峰のバル火山（3,475m）の麓にある街です。標高1,000mあり、パナマの避暑地となっています。
Sendero Los Quetzales（ケツァールトレイル）というハイキングコースがあり、幻の鳥「ケツァール（カザリキヌバネドリ）」が見られることから名づけられたコースがあります。
また、山から流れる清流には、ニジマスが生息しており、ニジマスを使った名物料理が有名です。
ボケテ一帯はコーヒー農園となっており、パナマの秀逸なコーヒーの試飲などを楽しむことができます。
※写真をクリックすると、拡大写真を表示します。
世界の品評会で優秀な成績を残している「ゲイシャ」。パナマのボケテで生産されています。一番高価なものでは、100gで8,000円以上の値段がつくと言われています。
ゲイシャ種とは、1931年エチオピアで発見されたアラビカ種の新種で、「ゲイシャ」という村が原産地ということから、その名前がついたそうです。パナマにはコーヒーファームのオーナーが個人で持ち込んだり、1975年から1980年にかけてパナマ共和国の農水省が農民に配布し、広まっていきました。同じ木から栽培されたものではないため、それぞれの農園で香りや味に違いがあります。
また、ゲイシャ種は栽培方法が難しく、よく熟したコーヒーチェリーを1粒ずつ収穫するため、希少価値がさらに高くなっています。
ボケテの農園で、ぜひゲイシャ種のコーヒーを飲んでみましょう。
※写真をクリックすると、拡大写真を表示します。
パナマでは古くから先住民が定住しており、スペイン人に侵略される前は79の種族が住んでいたとされます。現在では、7種族が当時と変らぬ生活をしています。
エンベラ族はパナマシティに近い川沿いのジャングルに高床式住居の集落を構え、サンブラス諸島にはクナ族が集落を構え、ハンモックで就寝し、世界的にも有名なモラという幾何学模様の飾り布が伝統的に織られています。
また、山岳部にはノベ・ブグレ族が農業に従事しています。
彼ら先住民を訪ねるツアーもご用意しています。魚、プラナノ（青いバナナ）、ユカ芋などの伝統料理や民族舞踊、ボディペインティングなど、都市生活では経験できない体験をしましょう。
※写真をクリックすると、拡大写真を表示します。
ガンボアのソベラニア国立公園の熱帯雨林の中心、パナマ運河のチャグレス川のほとりに多のユニークで 市内の喧騒から離れてエキゾチックなリゾートです。
※写真をクリックすると、拡大写真を表示します。
パナマ北西部コロン島の南東部エリアのリゾート地にあるホテルです。
黄色を基調とした建物で、客室はパステルカラーをアクセントにした上品な造りになっています。
周辺は自然豊かな環境でマリンスポーツをはじめとするアクティビティを気軽に楽しめます。パナマ料理、現地産のフルーツがおいしくておすすめです。
※写真をクリックすると、拡大写真を表示します。
ボケテの山中にあるこちらのホテルは、3つ星ホテルです。バル火山にも近いので、ハイキング、トレッキングのお客さまがよくご利用されています。
※写真をクリックすると、拡大写真を表示します。
パナマの主食はお米です。トルティージャというとうもろこしをクレープ状にした薄焼きパンをよく食べますが、パナマではもっと分厚いものことを指しています。焼いたものだけでなく、揚げたものもトルティージャと呼ばれています。これに卵やチーズ、豆をトッピングしたものはパナマの朝ごはんの定番です。
サンコチョ：パナマの国民食とも言われるチキンスープです。雌鳥の骨つき肉をヤムイモ、タマネギ、トウモロコシなどと煮込み、味付けは塩を中心にニンニクやペッパーなどでスパイシーに仕上げている濃厚なスープです。
アロスコンポヨ：鶏の炊き込み風ご飯もパナマの名物料理として人気です。
※写真をクリックすると、拡大写真を表示します。
現在、パナマ（Panama）へのツアーはお取り扱いしておりません。
個人の手配旅行、家族旅行などの少人数規模のツアーであればをご要望を基にお作りいたしますので、お気軽にご相談ください。
| 正式国名 | パナマ共和国 Republic of Panama | ||
|---|---|---|---|
| 国旗 |
|
||
| 人口 | 約387万人（2014年 世界銀行） | ||
| 面積 | 7万5517km2（北海道よりやや小さい） | ||
| 首都 | パナマ・シティ Panama City | ||
| 言語 | スペイン語、クナ語、グアイミー語など | ||
| 通貨 | バルボア（米ドル） | ||
赤道に近いため1年中、高温多湿の亜熱帯気候です。平均気温は26.4度と暑く、1月〜4月が乾期、5月〜12月は雨期となり、11月の降水量は日本の梅雨の倍ほどにもなるそうです。
どの時期でも真夏の服装と装備が相応しいでしょう。
| 各都市の気温・降水量 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| パナマシティ | |||||||||||||
| 最高気温（℃） | 31 | 31 | 32 | 32 | 31 | 30 | 30 | 30 | 30 | 30 | 30 | 30 | |
| 最低気温（℃） | 22 | 22 | 23 | 23 | 23 | 23 | 23 | 23 | 23 | 23 | 23 | 22 | |
| 降水量（mm） | 44 | 16 | 11 | 70 | 212 | 201 | 177 | 205 | 200 | 291 | 242 | 116 | |
| ダビッド | |||||||||||||
| 最高気温（℃） | 34 | 35 | 36 | 36 | 33 | 32 | 32 | 32 | 32 | 31 | 31 | 33 | |
| 最低気温（℃） | 18 | 19 | 19 | 21 | 21 | 21 | 21 | 20 | 21 | 21 | 20 | 19 | |
| 降水量（mm） | 33 | 19 | 35 | 102 | 295 | 322 | 289 | 340 | 406 | 400 | 295 | 77 | |
| 東京 | 最高気温（℃） | 9.6 | 10.4 | 13.6 | 19.0 | 22.9 | 25.5 | 29.2 | 30.8 | 26.9 | 21.5 | 16.3 | 11.9 |
| 最低気温（℃） | 0.9 | 1.7 | 4.4 | 9.4 | 14.0 | 18.0 | 21.8 | 23.0 | 19.7 | 14.2 | 8.3 | 3.5 | |
| 降水量（mm） | 52.3 | 56.1 | 117.5 | 124.5 | 137.8 | 167.7 | 153.5 | 168.2 | 209.9 | 197.8 | 92.5 | 51.0 | |
観光や語学学習目的として入国する場合、90日以内の滞在ならビザは不要です。
入国時にパスポートは残存有効期間は6ヶ月以上が必要です。
パナマでは、自国のお札がなく正式名称のみを「バルボア」として、米ドルがそのまま使われています。
硬貨は、米国、パナマ両方が流通しており、デザインは異なりますが、大きさと材質は同じで同等に使うことができます。
電圧は120ボルト（V）、周波数は60ヘルツ（Hz）です。
プラグは日本と同様平2つ穴のAタイプですが、電圧が不安定のため日本の電気製品を使う場合は、変圧器を利用することをお勧めします。
パナマでは、チップの習慣は本来ないですが、欧米人の観光客が多いので場合によって渡したほうがいい場所もあります。
レストラン：レストランでは、請求書にサービス料として記されている場合は必要がないが、料金の10％程度が一般的です。諸身hh的な簡易食堂ではチップの必要はありません。
パナマから日本へ掛ける場合
例：（03）1234-5678へかける場合
| 国際電話識別番号 | ＋ | 日本の国番号 | ＋ | 市外局番の0を取った番号 | ＋ | 相手先の電話番号 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 00 | 81 | 3 | 1234-5678 |
日本からパナマへ掛ける場合
例：パナマ（02）1234-5678へかける場合
| 国際電話会社の番号 | ＋ | 国際電話識別番号 | ＋ | パナマの国番号 | ＋ | 市外局番の0を取った番号 | ＋ | 相手先の電話番号 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| KDDI（001）※1 NTTコミュニケーションズ（0033）※1 ソフトバンクテレコム（0061）※1 |
010 ※2 | 507 | 2 | 1234-5678 |
※1「マイライン」の国際区分に登録している場合は不要です。
※2 auの場合、010は不要です。
日本までの20gまでの封書はUS$0.70、はがきはUS$0.45です。
街中に郵便ポストはほとんどないので、郵便局で投函するか高級ホテルのフロントに頼みましょう。到着までは1〜2週間程度かかります。
日差しが強いので、サングラス、日焼け止め、帽子は必需品です。また、ジャングル地帯は、蚊なども多いので虫除けスプレー、虫除けリングなどで対策を心がけてください。
ボケテなどの山岳地帯は朝・晩は少し冷えるので、カーディガンなどの羽織るものを用意することをお勧めします。
泳いだり、マリンスポーツを楽しみたい方は水着もご用意ください。また、雨期には雨具が必需品です。
