19
ウランゲリ島シロクマツアー 極北の地に生息する野生動物に出会う旅
孤立した手つかずのウランゲリ島と北東シベリアの重要な場所を目指すユニークなクルーズ旅行で、チュクチ海の氷が後退する夏の間だけ可能なツアーです。
ロシアとアメリカの非常に短い距離の国境エリアは、『氷のカーテン』として知られていましたが、
そのカーテンの裏側には、最後の秘境が広がっています。
特産植物種の数と種類、植物群落の多様性、マンモスの牙や頭蓋骨、地形や地理学的構成は、ウランゲリ島がとても豊かな植物の歴史と独特な進化を遂げた目に見える証拠です。北極地方の大自然、見逃せません。
動画はイメージです。
添乗員 | 東京から生涯感動スタッフが同行致します |
---|---|
最少催行人員 | 4名 |
日本発着利用予定航空会社 | 大韓航空、アエロフロート、中国国際航空、エミレーツ航空、アリタリア航空、S7航空、日本航空 |
発着地 | 東京(羽田または成田) |
食事 | 朝16回、昼17回、夕16回 |
利用予定ホテル | モスクワ:シェラトン・モスクワ・シェレメチェボエアポート、パークイン・バイ・ラディソン・シェレメチェボエアポート、ノボテル・モスクワ・シェレメチェボエアポート クルーズ:スピリットオブエンダービー(メインデッキ) モスクワ:ベリーホテル・マホヴォヤ、プレジデントホテル、コートヤード・マリオット・シティセンター、 メルキュール・モスクワ・パヴェレツカヤ、パークイン・ラディソンサドゥ又は同等クラス |
ウランゲリ島
ウランゲリ島では自然保護区のガイドと一緒に、3日間探検をします。 最終氷河期に氷河によって覆われたこの島は、ホッキョクの生物の宝庫であり、おそらく皆さんはホッキョククマの繁殖地としてご存知かもしれません。同時に世界最大のセイウチの個体数を誇っており、それを捕食するコククジラは、メキシコのバハからはるばる移動してきます。内陸では、トナカイ、ジャコウウシ、ハクガンもよく見られます。
(C)ATerauds
(C)ATerauds
(C)ATerauds
(C)ATerauds
(C)Agnes_Breniere
(C)Samuel_Blanc
(C)Katrin Schlegal
(C)1233NTennant
(C)1231 GTsiduko
(C)ATerauds
(C)Ebell
(C)Ebell
(C)Ebell
(C)Ebell
日程 | 主な訪問地 | 時間 | 主な見どころ | 食事/宿泊地 |
---|---|---|---|---|
1 7/3 (土) |
東京(羽田または成田) モスクワ |
午後 夕方 |
航空機にて空路、モスクワへ モスクワ到着後、ホテルのシャトルバスにてホテルへ ホテル到着 |
モスクワ泊 |
2 7/4 (日) |
モスクワ | 夕方 | モスクワ観光後、空港へ 航空機にて空路、アディナリへ |
機内泊 |
3 7/5 (月) |
アナディリ | 午後 | アナディリ到着後、いよいよ船に乗船します スタッフと船の紹介、救命避難訓練、全員参加のオリエンテーションがあります |
船内泊 |
4 7/6 (火) |
エグベキノト | ロシアの6WDトラック”ウラル”に乗って、採掘施設に続く道に沿って探検します。ツンドラ地帯に入り、囚人が作った道や北極圏特有の景色をお楽しみください。 小さな町エグベキノトは、およそ200km離れた採掘施設に資材を運ぶことを目的に1946年にグラーグ収容者たちによって作られました。囚人たちは、鉱山への道も延ばしました。現在、採掘施設は閉じましたが、エグベキノトの町と港は、最近建設された金鉱山へのターミナルとして使われています。町は北極圏からわずか数マイル南に位置しています。 |
船内泊 |
|
5 7/7 (水) |
コネルギノ | エグベキノトからクレスタ湾を渡るとトナカイを飼育する小さな村コネルギノがあります。トナカイ飼育は先住民文化と経済の重要な部分であり、それは何世紀も前から変わりません。現在では、ツンドラ地帯へ放牧するトナカイを移動させる手段として車を使用することもあります。このあたりの人たちは、小さな家族単位でツンドラ地帯を遊牧し、良い牧草地を探しながらトナカイの世話をしています。 コネルギノ村訪問は、チュクチや北部の人々の生活を昔から支えてきたこの産業を知る、そして理解する良い機会となるでしょう。 |
船内 泊 |
|
6 7/8 (木) |
プレブランゼニア湾 | 終日 | チュクチ半島南の海岸に沿って船は進みます。 この日はプレブランゼニア湾の鳥がいる崖をゾディアックで観察します。岩肌、稜線、そびえ立つ花崗岩の上には、沢山の鳥たちが生息しています。天候が許せば、近くまで寄ることができます。 |
船内泊 |
7 7/9 (金) |
イティグラン島 |
午前 午後 |
イティグラン島には古代の原住民遺跡があります。鯨骨通りと呼ばれる道が、ビーチに沿って約500mのびています。巨大なホッキョククジラのあごと肋骨が、美しいアーチ型に並んでいる場所もあります。 この近くではコククジラも良く見られます。 午後にはギルミミール温泉に上陸する予定です。 海岸線から、ツンドラ、鳥、植物や動物を観察しながら2kmほど歩くと温泉に到着。大自然の中で露天風呂をお楽しみください。 |
船内泊 |
8 7/10 (土) |
デジニョフ岬 | 早朝、デジニョフ岬に到着します。ユーラシア大陸の最東端の辺境地からは、時々アメリカの海岸線が見られます。 1648年に北極圏から太平洋まで航海した最初のヨーロッパ人、セミョン・デジョニフにちなんで命名された歴史的ランドマークでもあります。岬には、今は使われていない国境守備隊の基地や、デジョニフや当時この海を航海した船員たちの記念碑が見られます。 海象と天気が良ければ、散策をします。 |
船内泊 |
|
9 7/11 (日) |
海上 | 終日航海 これまでの冒険を噛みしめましょう。 写真を整理したり、日記をつけたり、思い思いにお過ごしください。 |
船内泊 |
|
10 7/12 (月) |
ウランゲリ島 | 終日 | 海氷と天気の状況が良ければ、ウランゲリ島を3日間探検します。 島の存在は、ロシアの探検家に憶測され地図上に記され、1849年までにはイギリス人に“再発見”されました。かつて、カナダの探検家は、ウランゲリ島を永住の地にしようと所有権を主張しましたが、ロシア人によって強制退去させられました。 |
船内泊 |
11 7/13 (火) |
ウランゲリ島 | 終日 | 現在は、国際的にも重要なロシア連邦自然保護区とされています。 シロクマの巣がたくさん存在することからその重要性は高まりました。多くの赤ちゃんがウランゲリ島で生まれるため、シロクマの産科病棟と呼ばれます。ゾディアッククルーズで氷上のシロクマを探しましょう。 |
船内泊 |
12 7/14 (水) |
ウランゲリ島 | 終日 | かつては氷で到達するのが不可能な場所でしたが、近年の気候変動により氷の面積は減っています。これは、氷に依存する野生動物(特にシロクマ)に大きな影響を与えています。 氷の状態を事前に予測することは難しいですが、最近の傾向からすると、島の周りにはまだ氷が残っている時期で、氷に集まる野生動物を観察するには抜群のタイミングです。 上陸してツンドラ地帯に生息する生物を探す機会もあります。 パークレンジャーの知識を借りながら、上陸体験、シロクマを探すゾディアッククルーズをします。 |
船内泊 |
13 7/15 (木) |
海上 | 終日 | デッキに出ていると、シロクマ、セイウチ、ワモンアザラシ、アゴヒゲアザラシが見られる可能性があります。チュクチ海岸が近づくと、ザトウクジラやコククジラが現れるかもしれないので、海に目を向けましょう。さらに、このあたりではホッキョククジラもたくさん見られるでしょう。 |
船内泊 |
14 7/16 (金) |
コリューチン島 コリューチンの入り江 |
午前 午後 |
コリューチン島に到着します。 近くのヌチェペリメン村の人びとは、氷が無くなりセイウチの群れが集まる時期になると狩りにやってきます。 この小さな島はかつて重要な極地研究所がありましたが、残念ながらソビエト連邦崩壊により、運営資金がなくなりその機能が失われました。建物は放置されましたがまわりの自然は当時から変わらず、残っています。 コリューチン島上陸の目的は、シロクマです。シロクマは氷が後退すると島に避難します。シロクマが海岸にいると危険なため上陸ができません。その場合は、ゾディアッククルーズで鳥の崖と景色を楽しみます。パフィン、ウミバトが出入りする崖では、素晴らしい景色をご覧いただけます。 コリューチン入り江は、とても巨大で衛星写真にも写るほどです。入り江には膨大な数の渡り鳥と水鳥が居ます。多くの鳥にとって理想的な生息地で、この時期にはヒナを見られるかもしれません。 |
船内泊 |
15 7/17 (土) |
ラビレンチャ | 毎年恒例のお祭り"べリンギアフェスティバル"を訪れます。お祭りでは、バイダーラ(セイウチの皮をはった手漕ぎ船)レースを見たり、地元の食べ物を試食したり、お土産を買うことができます。現地の人々、文化、そして魂にふれるお祭りといっても良いでしょう。 |
船内泊 |
|
16 7/18 (日) |
海上 | アナディリへ船は向かいます。 今回の楽しかった冒険を振り返ります。チュクチ自治区からのゲストスピーカーによるレクチャーと最後のお食事をお楽しみください。 |
船内泊 |
|
17 7/19 (月) |
アナディリ モスクワ |
午前 午後 |
朝食後、下船します シャトルバスにてアナディリ空港へ 空路、モスクワへ モスクワ到着後、ホテルへ ホテル到着 |
モスクワ泊 |
18 7/20 (火) |
モスクワ |
夕方 | 出発まで自由行動 空港へ 空路、帰国の途へ |
機内泊 |
19 7/21 (水) |
東京(羽田または成田) | 午前 | 到着 お疲れ様でした |
船について
【クルーズ船】スピリットオブエンダービー 【巡航速度】10ノット 【総トン数】25 【就航年】1984年 【全長】約70メートル 【全幅】約13メートル
クルーズのお部屋について
メインデッキ(窓有)ベッド2台、洗面台、衣装ダンス
※探検船のため、簡易的なお部屋となります。また、小さな船で大変揺れます ※シャワー、トイレは共同です
クルーズのお部屋について
メインデッキ(窓有)ベッド2台、洗面台、衣装ダンス
※探検船のため、簡易的なお部屋となります。また、小さな船で大変揺れます ※シャワー、トイレは共同です
(c)Heritage Expeditions
クルーズ客室(客室によってベッドの配置等が異なります)
食堂(c)Heritage Expeditions