イエローストーン国立公園

かつて北極ツンドラからメキシコへとオオカミの群れが移動していましたが、 オオカミ駆除プログラム行われ、1900年代の初めまでには米国で見られることは無くなりました。 結果、1973年、米国野生生物部は、ハイイロオオカミを絶滅危惧種と指定し、 イエローストン圏を含む3つのエリアで数を増やす取り組みを始ました。 1995年から1997年にかけて、カナダと北西のモンタナ州の41頭の野生のオオカミが イエローストーン国立公園で放たれると期待通り増加したオオカミ達は、 公園外の領土を確立するために分散し、その個体数を増やしました。 国立公園は、長期的なオオカミの生存力を確立する手助けを行い、 オオカミが生態系に与える影響を研究する場所を提供しています。

2009から2016年の間で個体数は83-108頭の間を行き来しています。 2015年にはイエローストン圏生態系では、528頭のオオカミが、 2016年の12月には、少なくとも11の群れ（108頭）が確認されていました。 公園のオオカミの個体数は、2007年の171頭から大幅に減少しました。 減少の大半は北部地域の群れで、主にエルクの個体数と縄張りの減少、 犬ジステンパーやヒゼンダニ症などの感染症が、個体数減少の要因となっています。 2011年にアイダホ州とモンタナ州ではハイイロオオカミは絶滅危惧種のリストから削除されましたが、 ワイオミング州では現在も絶滅危惧種として保護されています。

★イエローストーンのオオカミ豆知識★
背丈：66cm～91cm
鼻からしっぽの先まで：121cm～182cm
体重：【オス】36kg～59kg、【メス】36kg～50kg

公園内の縄張りの範囲は300～500平方キロメートルです。 この範囲は、群れの規模、食糧の有無、季節によって異なります。

国立公園内で過ごす平均：4～5年
公園外で過ごす平均：2～3年
確認されている最長寿命は12.5歳

イエローストーンの春、4月の終わりから5月にかけては、新しい生命が誕生する時期です。
4月の終わりに生まれたオオカミの赤ちゃんにも出会えるかもしれません。
色々な種類の動物が見られる公園、イエローストーン国立公園。オオカミ以外の出会いにも期待です。

イエローストーン国立公園の名前は知らなくても、誰もが一度はテレビや写真で見たことのある間欠泉 （オールドフェイスフルカイザー）や直径１１３mの公園内最大のミッドウェーカイザーなどで見られる熱水現象はロッキー山脈の火山活動の一部です。
今回のツアーでは、間欠泉の数々を訪れる時間を設けておりませんが、 お腹いっぱいオオカミが見られた場合は時間を見つけて観光しましょう。

イエローストーン国立公園は野生のオオカミを観察するのに最も適した場所です。しかしながら、彼らはとても用心深く、常に車や人間の動きに関して敏感になっているため、近くで観察することは本当に難しい動物です。この時期、国立公園では新しい命が誕生し、子育てをする動物たちが多く見られます。すこし残酷ではありますが、オオカミが生きる為に、捕食活動が活発になります。ハンティングが多く行われるときこそ、オオカミに遭遇チャンスが高まります。国立公園のライセンスを持ったガイドがオオカミとの遭遇を最大限高めるために、とっておきの場所にご案内いたします。

イエローストーンの天気はとても変わりやすく、朝夕の気温差が激しいため、重ね着をおすすめします。
フリースやセーター、ニット帽やマフラー、手袋は必携です。

	平均気温（℃）				降水量（mm）
5月	最高		最低
ボーズマン	18.6		3.3		71
イエローストーン国立公園	15.7		1.27		51

115,120,220V/60Hz、A,B3型日本のコンセントは電圧、形状ともに合いませんので、変圧器および変換プラグが必要になります。