カナダ旅行　スティールヘッド　フィッシング

力強さやスピードから、釣り人から“ビッグファイター”と呼ばれるスティールヘッド。そのスティールヘッドの釣りをするのに一押しの場所が、ブリティッシュ・コロンビア州北部にあるベルIIロッジです。
ロッジへは、バンクーバーから飛行機で約2時間の町テラスへと移動し、そこからロッジの送迎バスに乗ってさらに北へ向かいます。（約4時間）
ロッジの料金は通常の宿泊料金と、フィッシング目的のゲストのために、ガイドと共に行くフィッシングツアー、食事、宿泊費を含めたパッケージ料金があります。
“ベルアービング川パッケージ”と呼ばれるフィッシングツアー、また、本当に手付かずの自然の中、極限られた人たちだけが釣りを楽しむことができる“ヘリフィッシングパッケージ”もあります。
今回ご案内するのは、このヘリフィッシングパッケージです。陸路はもちろん、水路もない究極の釣り場へ行くのにヘリコプターを利用します。1日で参加できるのはわずか4名。都会の喧騒を離れ秘境に身をおきスティールヘッドやコーホーサーモン（銀鮭）に没頭できる贅沢な滞在となります。
滞在中、3日間はヘリフィッシングで、残りの4日間はベルアービング川で通常のパッケージと同様に釣りを楽しむバラエティにとんだパッケージ です。

ベルIIロッジの周辺には4つの川があり、そこでスティールヘッドや、コーホーサーモンを釣ることができます。
その4つの川のひとつであるベルアービング川は、ブリティッシュ・コロンビア州5大川のうちの一つ、ナス川の支流です。釣り場へのアクセスは、川の流れも急で途中丸太などの障害物があるため、水路でのアクセスは難しいですが、経験豊富で知識を持ったガイドが安全に船を操縦し、釣り場となる川の淵まで連れて行ってくれます。
川幅は、約45～55m、反射でよくは見えませんが透き通った水の底には灰色や緑色の小石が敷きつめられています。釣りポイントであるプールの深さは1.5m～3m、長さは4～300m、比較的流れも早く、フライフィッシングには最適です。
この川にはこの淵でずっと暮らしている種で、ただ淵に佇んでいるような個体も居れば、色鮮やかなスティールヘッドのように、遥々海からやってきてこの川にたどり着き、川の流れの中を速いスピードで行き交っている個体もいます。

大自然の中の釣り場には、1度のフィッシングツアーでガイド1名に対して、2～3名のゲストだけが参加でき ます。川の流れる音、魚が飛び跳ねる時にたてる水音、川を囲む木々が風にゆれる音、自然のBGMの中、釣り糸が空を舞う音が聞こえ ます。釣り好きにはたまらない時間と空間が、そこには待っています。
ロッジで一番のアクティビティーとなるのはやはりフィッシングですが、他にも夏の間は野生動物観察や、マウンテンバイクなどのアクティビティー、冬の間は、ヘリスキーが楽しめ ます。
秘境の川でフィッシング三昧の毎日、そしてフィッシングで疲れた体を迎えてくれる、アットホームな温かいロッジ。そんな贅沢なフィッシングパッケージは、9月下旬～11月中旬の短い期間で、出発日や参加できる人数までも少数に限られてしまっているため、思いたったらすぐにでも予約をいれたい 究極のフィッシングロッジです。

フィッシングを十分に満喫した後は、心地よいロッジでゆっくりと体を休めてはいかがでしょうか。
1970年代半ばに、ユーコン準州や米国アラスカ州に向かう旅人の「道の駅」として建てられたロッジは、秋、黄色く染まった葉をつけた木々が美しい山々や、ロッジ沿いを流れるベルアービング川などの自然に囲まれており、近年改装工事をして雰囲気を一新し質の高いロッジに生まれ変わりました。
ロッジには、ダイニングルーム、ラウンジ、ホットタブ、サウナなどの施設があり、宿泊用のシャレーの他にキャンプサイトもありまる。その中で特にロッジが力をいれているのはフィッシングから戻ってきた釣り人達がその日の出来事や、談話を楽しめる場として集まるダイニングやバーです。おいしい食事やアットホームな雰囲気が楽しめるようになっています。
また、ゲストが宿泊するログハウス風のシャレーは、メインロッジから約100m離れたところにそれぞれ建ち、部屋のベッドやインテリアは全て木で作られており、温もりを感じることが出来ます。もちろん部屋には専用のバスルームや暖炉がついています。

ベルⅡロッジはブリティッシュ・コロンビア州の奥地にありますが、優秀なシェフが新鮮な食材を使ってカナダのウエストコースと料理を披露してくれます。
アグレッシブなフィッシングに必要なエネルギーとなるボリュームたっぷりのお食事をお楽しみいただきます。
朝食はビュッフェスタイル、昼食はガイドが用意します、夕食は4コースディナーとなります。

フィッシングのギア（ロッド、フライ、リールなど）はすべてロッジがご用意致しますが、川へ入る際に必要なウェーダー（ゴム胸まであるパンツ）、防寒着、ベストなどは含まれませんので日本よりお持ち下さい。
9月になると、日本の冬と同じような気温になります。フィッシングでは 上記のようなフィッシングギアをお持ちになるので問題ありませんが、川に入っていない時などもある程度防寒が必要です。
厚手のジャケット、フリース、化繊の長袖シャツ、雨天時用に、しっかりとした雨具が必要になります。その他、晴れた日は紫外線が強いので、日焼け止め、リップクリーム、帽子などをお持ちいただくことお勧めします。

■アクセス方法
バンクーバーからテラスまで航空機が運航しています。 （所要時間 約1時間30分）
テラスからロッジまではシャトルバスが運行されます。（所要時間約4時間）