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クイーンシャーロット諸島の魅力

クイーンシャーロット諸島は、カナダのブリティッシュ・コロンビア州、プリンスルパートからヘカテ海峡を挟んで対岸に位置します。広さは9,596km2、140あまりの島々で構成された群島です。
クイーンシャーロット諸島は、北島のグラハム島、南島のモレスビー島と大きく二つに分けられ、経済の中心はグラハム島にあるクイーンシャーロット諸島最大の町、クイーンシャーロットシティーでいわゆる現代の町です。
逆にモレスビー島のほとんどはグアイハナ国立公園保護区とされ、道路は全く通っておらず、ユネスコ世界文化遺産に指定されたアンソニー島をはじめ、北西太平洋先住民族文化(ハイダ族による)やそれを支えてきた自然環境、貴重な植生がそのまま残され、時が止まってしまったような印象を受けます。
続いて、クイーンシャーロット諸島の歴史をご紹介します。
1700年代後半毛皮貿易からヨーロッパ人との交流が開始されると伝染病が蔓延し免疫を持たないハイダ民族は14,000人から3,500人へ激減しました。集落を捨てて、比較的病人の少なかった北島へと移動したのが現在の暮らしのルーツとなっています。
集落跡には無言のうちに村民の歴史を伝える住居やトーテムポールが残されています。文字による伝承を行わなかったハイダ族が家系に関する伝承や戦い、祝い事を記録するべき出来事を象徴的に刻み込んだトーテムポールは今、朽ち果てようとしています。
トーテムポールは、厳しい自然にさらされ、あるものは傾き、あるものは地面に倒れて朽ち果てています。朽ち果てて土に戻れば新しい木々はそこから栄養を貰って森が再生を始めます。
ハイダ民族が保存する目的ではなく、自然のサイクルにまかせて生きている様子や自然環境がうかがえるものとなっています。
氷河期でも氷に閉ざされず、また先住民族によって守られてきたクイーンシャーロット諸島は、鬱蒼とした温帯雨林の原生林が広がっています。地面は腐葉土や苔でふかふかとなっており、ふかふかの苔を目的の散策もまた楽しい時間になるでしょう。

クイーンシャーロット諸島の周辺・アクセス情報

カナダ本土バンクーバーとモレスビー島(南島)サンドスピットを2時間で結ぶ航空便を利用するのが一般的です。
また、他にはプリンスルパートから水上飛行機やフェリーでグラハム島(北島)のクイーンシャーロットシティへ入る手段もあります。モレスビー島とグラハム島はフェリーで約30分程度となっています。

クイーンシャーロット諸島のギャラリー

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