ケニア　オルペジャタ保護区　サンブル国立保護区　　

クロヒョウの魅惑的な黒い被毛は、メラニズムと呼ばれる遺伝現象によるもので、色素が欠乏するアルビニズムの反対で、動物だけに起こります。 メラニズムでは皮膚や毛皮、その他の体の部位で黒い色素、特にメラニンが過剰に生成されます。この過剰なメラニンが、黒ヒョウの魅力的な外見を作り出しています。

今回ツアーで訪れるエリアはケニア北部に位置し、希少動物が数多く生息することで有名な野生動物保護区です。また、ヒョウを見つけやすい場所のひとつとされています。リカオンの観察もこのユニークな保護区の魅力です。鳥類においては450種以上確認されています。

ツアーで会える希少動物たち
■アミメキリン
別名ソマリ・キリンはケニア北部に生息します。一般的なマサイキリンよりも背が低く、網目状の斑点はくっきりしており、色は明るい茶色です。アミメキリンは世界に約8,500頭しか残っていないと推定されています。
■グレビーシマウマ
グレビーシマウマは、人間の指紋のような特徴的な縞模様をしています。子馬は茶褐色で赤褐色の縞模様があり、大きくなるにつれて次第に毛色が黒くなります。グレビーシマウマは、一般的なシマウマと比べて背が高く、耳が大きく、縞の幅が狭いのが特徴です。乾燥地や半乾燥地に生息し、ケニアではケニア北部のゲームリザーブでしか見ることができません。その多くがサンブル国立保護区で多く見られます。
■ソマリアダチョウ
青い首のダチョウとしても知られるソマリアダチョウは、他のダチョウと似ているが、首と太ももの皮膚は（ピンク色ではなく）青く、特に繁殖期のオスは鮮やかな青色になります。首には典型的な幅広い白い輪がなく、尾羽は白いのが特徴。メスはオスよりやや大きく、他のダチョウのメスより茶色っぽい。ケニアでは、この鳥は主にケニア北部とサンブル地域で見られます。

オル・ペジャタ保護区は、私営保護区のためオフロードサファリが可能です。混雑もなく、快適にサファリを楽しめます。また、世界で最もシロサイ、クロサイの生息密度が高い場所とされています。

キタシロサイ（Ceratotherium simum cottoni）はシロサイの亜種で、かつてはウガンダ、チャド、スーダン、中央アフリカ共和国、コンゴ民主共和国の一部に生息していましたが、長年にわたる密猟の蔓延と内戦により、その生息域は壊滅的な打撃を受けました。現在では野生のキタシロサイは絶滅したと考えられており、残るはオル・ペジェタ保護区に2頭のみです。この亜種の未来は、体外受精の技術と幹細胞技術の開発に託されています。